赤ちゃんが離乳食を始めるのは、個人差もありますがだいたい生後6カ月頃からが一般的だといわれています。
わたしも息子の離乳食を作る中で、すりつぶしたり小分けにして冷凍したりとたくさん工夫しました。
育児書やネットであれこれ調べる中で、アレルギーの恐れのあるものやはちみつ、刺身などは
NG食材としてしられていますが、鯛やかれいなどの白身魚は加熱すれば基本的にOKです。
そんな中、「白身魚に属するうなぎってどうなんだろう?栄養満点なら食べさせたいけどどうしたらいいのかな?」と
疑問に思って、色々調べましたのでまとめてご説明しますね!
うなぎは2歳までは与えない方が無難!
うなぎは赤ちゃんに与えるにあたって危険が多いです。
まず、骨が多いこと。小さい小骨でも赤ちゃんにとってはのどにひっかかってしまうと大変です。
それから、スーパーで売られているうなぎはだいたいが蒲焼のタレで濃い味がついています。
濃い味は、肝臓などの消化器官に負担がかかりますし、
濃い味に慣れてしまうと偏食になったり肥満の原因になったりします。
そして、脂っこいこと。大人にとっては脂がプリプリしているうなぎこそ美味しいものですが、
赤ちゃんは消化不良を起こして、下痢やおう吐をしてしまうことがあります。
もちろん栄養満点ともいわれるので、土用の丑の日などには大人は食べる方が多いと思いますが、
赤ちゃんにはリスクの方が大きいので、早めから与える必要はないでしょう。
本やサイトによっては、3歳までは与えないがいいという意見や、
1歳のときにタレのついてないところをほぐして与えたという意見などもありましたが、
私は早くても2歳以降にした方が安心だと思います。
うなぎでアレルギーが出る!?
うなぎはアレルギーが出る確率は低いものですが、なかにはアレルギー症状が
出てしまうケースもあるので注意が必要です。
魚介アレルギーの一つで、たんぱく質の「パルプアルブミン」という物質がその原因とされています。
大人になると治ることもありますが、赤ちゃんは消化器官も発達途上なので、
うなぎに限らずですがアレルギーを起こしやすいんですね。
また、養殖のうなぎに含まれていた餌が原因となってアレルギーを起こしたというケースも報告されています。
症状としては、口の周りがかゆくなったり、のどの痛み、じんましんなど、
ひどい場合には腹痛、嘔吐、下痢などが起こります。
もしそのような症状が出たらすぐに病院を受診しましょう。
うなぎを赤ちゃんに食べさせるときはこんな工夫を!
2、3歳になったらうなぎを少しずつ与えても良いかと思いますが、
その場合でも、骨をきれいにとり(もしくは最初から骨抜きで売られているものを使う)、
タレはかけずに与え始めましょう。きれいに身をほぐし細かくしたものを、
おかゆや柔らかいご飯に混ぜたり、お湯やお出汁でうすめてあげてくださいね。
もう少し大きくなってしっかり食べられる子供なら、しゃけフレークのような感じにして、
ご飯に混ぜて小さなおにぎりにしてあげるのも食べやすくておすすめです。
私の子供もそうですが、魚介類が苦手な子って結構多いと思いますので、
タレのついたものを少量おにぎりに混ぜ込むと美味しく食べてくれますよ。
うなぎの栄養ってどんなもの?
うなぎを食べると元気がでるとよく言われますが、どんな栄養が含まれているのでしょうか?
ビタミンでは、目にいいといわれるビタミンA、老化防止効果のビタミンE、
他にも疲労回復のビタミンB1、B2などが豊富に含まれています。
それから、青魚を食べると頭がよくなるといわれるEPA、DHAが
うなぎにも青魚に負けないくらい含まれていて、血液サラサラ効果が期待されています。
カルシウムや鉄分も豊富で、貧血気味の方や、美しくなりたい女性にもおすすめの食材です。
こんなにいい食材なら、子供にも食べさせてあげたいと思うのが親心ですが、
あまりに小さい赤ちゃんには、先々のお楽しみに取っておいてあげましょう。
まとめ
①うなぎは、骨が多く味や脂が濃いので、消化器官が未発達の赤ちゃんに与えるのは危険。
早くても2歳以降に与えるのが無難。
②確率は低いが、うなぎにもアレルギーがでる可能性がある。
③初めてうなぎを与えるときは、おかゆ、ご飯、お出汁などに、身を細かくほぐしたものを少量ずつから始めましょう。
④うなぎの栄養価はとても高く、滋養強壮、老化防止、美容効果などが期待できる。
高級なうなぎは、やっぱり大人の食べ物って感じがしますね。
赤ちゃんには無理して早く食べさせないようにしましょう。
でも栄養満点の食材なので、ある程度しっかり食事ができるようになったら、
うなぎは体にいいものだとぜひ教えてあげてください!