冬に入ってどんどん北風が冷たく、空気も寒くなってきました。
油断していると、朝起きて喉が痛くて、声がガラガラなんて経験ありませんか?
私も昔はよく、「またやってしまった・・・」と反省することが多々ありました。
私は、5年ほど前まで幼稚園で先生をしていました。
大きな声を出さないと子どもたちに言葉が届かないことなんて日常茶飯事。
自分が悪いのは承知の上ですが、かなり辛かったです。
基本的に夏も冬もエアコンを付けて寝るのが嫌いで、夏は扇風機、冬は毛布と布団にくるまって寝るスタイルで過ごしています。
エアコンをつけると200%風邪をひく。
それも単なる風邪じゃなくて、厄介な中々治らない風邪。
1人でも先生が休むことで周りにかかる迷惑は数知れず、時には全体の業務が止まってしまうこともあります。
そんな環境で休むことはできず、胃腸炎でも職場には内緒にして行っていたことを今思い出しました(笑)
話は逸れましたが、なぜ声が突然ガラガラになってしまうのでしょうか。
いつもと同じ格好で、同じスタイルで寝ているのにも関わらず、なんでそんなことが起こるのか。
朝に症状がなくても、夕方になって突然、喉の痛みが出てくる場合もありますよね。
今、まさに悩んでいる方も多いでしょう。
そんな方のためにも、どうすれば治るのか、またこういった現象を防ぐためにできることはあるのか等、まとめてみましたので、気になる方は読んでみてください。
声がガラガラになる原因と考えられる病気
声がガラガラになる原因として思い浮かぶことって何ですか?
・カラオケで大声を出しすぎた
・部屋が乾燥していた
・風邪を引いた
パッと思い浮かぶことはこれくらいでしょうか。
声がガラガラに枯れてしまうのには、喉にある声帯が炎症を起こしているからです。
炎症が起こる大きな理由は上記にあげた3つです。
大声を長時間出し続けることで、声帯を酷使してしまったり、空気が乾燥していたために風邪をひいてしまったりすると、喉に症状が現れます。
ですが、風邪と思っていても中々治らない場合には、大変な病気になっている可能性もあり得ます。
症状は似ていても、長引くようであればすぐに病院で診てもらいましょう。
色んな病気がある中で、体の部位によって病気は異なりますし、痛み方や症状でも病名が違うこともありますよね。
ですが、喉の場合は別なのです。
喉や声帯は1つしかありませんよね。
そこで起こる炎症や、症状の感じ方には2パターンしかないのです。
まず1つ目、風邪や大声を出した時に出来る炎症です。
症状は、主に『喉がイガイガする・声が枯れる・咳が出る』等です。
こういった症状の場合に考えられる病気は、
○喉の風邪
○扁桃炎
○咽頭喉炎(いんとうこうえん)
○気管支炎
主にこの4つだとされています。
このような風邪から起こる病気は数日経てば治るケースが多いです。
私も経験上、酷くても1週間ほどで治ることがたいがいでした。
ですが、1週間以上たっても治らない場合には、他の病気かもしれませんので早めの受診をおススメします。
そして、2つ目の症状は『喉に違和感・圧迫感・異物感がある』等です。
このような症状がある方に考えられる病気は、
○甲状腺異常
○脳、脳神経の変性疾患・脳腫瘍
○咽頭がん
○アレルギー
○酒・タバコの過剰摂取
様々な病気が隠れています。
日常に起こる「喉の異常」にこんな怖い病気が隠れているなんて思いませんよね。
普段と違った喉の症状や、こういった症状が長引く場合には早く病院に行きましょう。
風邪予防のために自宅で出来ること
大きな病気だと早めに気づいて予防するということが困難なこともありますが、風邪予防なら家で簡単にできますよね。
普段の生活に少し気を付けるだけで、風邪をひきにくくなったり、風邪をひいてしまった後でも症状を軽くしたりすることが出来ます。
その方法は、5つです。
○手洗い・うがいを徹底する
風邪予防の定番です。
家に帰ったら手洗い・うがいは当然のことですから、毎日やっているかたも多いでしょう。
この、うがいの時にひと工夫してほしいのが、「うがい薬を使う」ということ。
うがい薬を使うだけで普段よりも、効果的に菌を取り出せます。
○部屋を乾燥させない
冬になれば空気は乾燥します。
また、ヒーターやエアコン、ストーブなどの暖房器具を使う家庭がほとんどですよね。
そうするとさらに部屋の湿度が低下してしまいますので、加湿を怠らないようにしましょう。
寝ている間にもしっかりと加湿することが大事です。
○アルコール・タバコは控える
万が一、風邪をひいてしまった時には、アルコール・タバコは少しの間我慢をしてなるべく控えるようにしましょう。
私も喫煙者でしたので気持ちは分かりますが、喉が痛いと吸う気分も下がりますよね?
もし、風邪ではなかった場合は咽頭がんである可能性が高いですので、気を付けましょう。
○体を冷やさない
体を冷やしてしまうことが風邪を引く一番の理由になりますので、お風呂に浸かって温めたたり、湯冷めしないうちに布団に入ったりしてください。
また、生姜や唐辛子、にんにくなど体を温めてくれるものを食べるのもいいですね。
○声帯を酷使しない
仕事がら声を出す方も多いでしょうが、風邪を引きそうだな・・・と感じた時には声を出すことをなるべく控えてください。
また、カラオケに行ったり、長時間友達をおしゃべりしたり、無理することはやめましょう。
休憩時間や、合間に飴をなめたりするといいですよ。
ほんの少し気を付けるだけで全然違いますので、冬の間の風邪予防は忘れないようにしてくださいね。
まとめ
喉の風邪には2つのパターンがあり、症状によって考えられる病気は様々でしたね。
全てが正しいとは限りませんし、他の病気が考えられるケースもありますので、何か少しでも異常を感じたら病院で診てもらうようにしましょう。
寒い冬を一緒に乗り切りましょう!