11月を過ぎてから一気に空気が冷たくなってきましたね。
寒くなってくると風邪をひいたり、鼻水が出たり、といった症状が目立ってきますが、1番心配なのが「インフルエンザ」です。
特に妊婦さんはこの時期にかかると、胎児に影響があるのでは?と不安になってしまいますよね。
また、家族が多かったり、幼稚園・小学生などの集団生活をされている兄弟がいたりすると、ウイルスを知らない間にもらってくる可能性があるので、なおさら心配になります。
妊婦さんだと、インフルエンザの予防接種を受けるのもお腹の子のことを考えると、心配になって打つのに抵抗がありますよね。
確かに、予防接種という名の通り、必ずしもインフルエンザにならないとは限りませんし、インフルエンザにかかった時に症状が軽くなるというだけのものですので、打たない方がお腹には安心かなと、考えてしまいます。
でも、家族がかかったらどうしょう・・・と何度も同じことを考えてしまってどうすればいいのか分からないという人のために、今回は、妊婦中に家族がインフルエンザにかかった場合、どのように対処すればいいのかをお伝えします!
妊婦さんがインフルエンザにかかったら
もしも、妊婦の時にインフルエンザにかかってしまったら、どのようにするのが、いいのかを調べてみました。
どうすればいいのかを予め把握していると、いざという時に慌てなくて済みますので、覚えておくといいでしょう。
調べたところ、1番かかると大変なのが、新型のA型インフルエンザのようです。
妊婦さんが新型のA型インフルエンザにかかると、肺炎などの合併症を引き起こし、症状が重くなりやすいそうです。
はっきりした原因はわかっていませんが、WHO(世界保健機関)は2009年10月に、「妊婦は 一般の人より集中治療室(ICU)を必要とする確率が 10倍高い」、「特に妊娠28週以降の妊婦は注意が必要」 といった発表をしています。
妊娠週数が進むにつれ重症になりやすいので、予防と早期の治療が大切です。
インフルエンザにかからないように普段から予防しておくことが重要になってきます。
特に予防接種を希望しない方は注意して気を付けておくほうがいいでしょう。
〇普段から出来る予防
・手洗いうがいをする
・十分な睡眠をとる
・外に出る時はマスクを
・栄養バランスのいい食事を採る
・人ごみには行かない
・体が冷えないようにする
こちらを徹底してやることをおススメしますが、これらをやってもインフルエンザにかかってしまうことがあります。
その場合には、早急に対処が必要になります。
もし、インフルエンザにかかったら、『発症後48時間以内に抗インフルエンザ薬』を病院で投与してください。
発症後48時間というのが非常に重要で、重症化を防ぐのに役立つとされています。
インフルエンザにかかったら、お腹の子への影響を1番に考え、重症化しないようにしてくださいね。
実は大丈夫?妊婦がインフルエンザのワクチンを打つ
これは私も初めて知ったのですが、妊婦さんがインフルエンザのワクチン打っても問題ないとされているそうです。
風邪薬などはお腹の子に影響があると聞いたことがあるので、熱が出ても薬を飲んではいけないのを知っていましたが、これはいい情報をゲットしました!
ワクチンを接種してから2週間で効果が現れ、その効果は5か月ほど持つと言われています。
ですが、病院によっては効能の説明は違うのか、私は娘の通っている小児科で、「効果は2ヵ月」と教えていただきました。
子ども用のワクチンだからかもしれないですので、打つ場合は病院に確認しておいたほうがいいでしょう。
また、ワクチンを打つ時期ですが、娘の場合は2回打たないと行けなかったので、11月末くらいに1回目、12月末に2回目を打つことになりました。
ちょうどインフルエンザが流行る時期が11月ですので、そこでワクチンを打って12月にもう1度打つと、効果が切れるのがだいたい2月末くらいになるそうです。
そのころにはだいぶインフルエンザの波が去っているという毎年の予想で、おススメの時期のようです。
なので、皆さんもワクチンを打つ時期は、11月あたりがいいでしょう。
それから、1番心配なことは、「ワクチンを打って流産することはないの?」ということです。
今現在でワクチンのせいで流産したという報告はないそうです。
ワクチンの中には、保存剤(水銀が含まれている)が入っています。
ですが、そういったものがないインフルエンザのワクチンもあるので、どちらかを選択することが可能です。
保存剤に含まれる水銀は1日の摂取量の半分にも満たないので影響はないそうですが、やはり、妊婦さんは気持ちの面で安心できるものを選びたいですよね。
病院によっては置いていない可能性もありますので、念のため確認をして接種可能な病院を紹介していただくのがいいでしょう。
家族がインフルエンザになったら出来る簡単な対処法
妊婦さんご自身だけではなく、家族がなった場合にも対処が必要ですし、ウイルスの潜伏期間は2週間ほどあると言われていますので、いつどこで菌をもらったのかは不明なことが多いです。
妊婦さんがウイルスをもらわないように出来る対処は、
・感染者は部屋を分けて隔離状態にします(睡眠だけでなく食事をするときも別にする)
・部屋を分けられないときは、カーテンやついたてで居場所を分けるようにします
・感染者はみんなと同じタオルを使わないで、使い捨てのペーパータオルを利用する
・感染者がいる部屋を十分に換気する
・感染者の部屋の入り口にアルコール手指消毒剤をおいてこまめに使うようにする
・トイレや洗面所、他の家族がいるところでは、感染者が必ずマスクをする
・熱が下がってからも念のため、少なくとも2日間は外出を控えさせる
・感染者が出たときは、妊娠さんは早急に抗インフルエンザ薬を投与する(※詳しくは医師にご相談ください)
たくさんありますが、どれも大切なことですので、実行してくださいね。
また、部屋の空気を除菌できる、クレベリンを置くのもおススメです。
昔、働いていた幼稚園で、クレベリンをよく使用していましたが、実際、クレベリンのキットの交換を怠っている先生も何人かいました。
私は効果を試すために、箱に書かれている期限を過ぎると交換して使用を続けました。
するとインフルエンザが流行る時期に他のクラスと比べて、インフルエンザにかかった子が1番少なく、その効果を感じました。
兄弟や家族から、公園で遊んだ友達から、色んな経路でウイルスが舞っているので必ずしもクレベリンのおかげとは限りませんが、効果はあると思います。
薬局で手軽にゲットできるので、気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
インフルエンザは本当に厄介ですね。
私はインフルエンザにかかったことがまだないのですが、父が苦しんでいた姿や、旦那が5年前にインフルエンザになった時のことを今でも「あれはもう一生嫌だ」と言うほどですので、相当大変なんだな・・・と感じております。
みなさんも出来る予防は必ずして、インフルエンザにならにように気を付けてください。
妊婦さんは特に大事な時ですので自分の身体を優先して、自分が1番安心して過ごせる方法を選んでくださいね。