寝ているときに、耳元で「ブーン」と蚊の音がして、気が付いたらあちこち刺されてかゆい!
そんな経験ありますよね。
夏場になると、蚊取線香で虫除け対策をしているお家も多いと思います。
独特のニオイで、私は個人的に嫌いではないですが、妊婦さんや赤ちゃんが
あのけむりを吸っても大丈夫かどうか、ちょっと心配しますよね。
虫除けをするための蚊取線香で何か害が出てしまったら、元も子もありませんから。
ということで、ここでは蚊取線香の成分の安全性や、赤ちゃんへの影響、
使用時の注意点などをまとめてみました。
さらに、赤ちゃんにもおすすめできる蚊取線香もご紹介したいと思います!
蚊取線香の仕組みと成分
そもそも蚊取線香で、蚊を退治できるのはなぜかといいますと、
「ピレストロイド」という成分が含まれていて、この成分が気化して広がると、
蚊の神経が麻痺したり、息ができなくなってしまうという殺虫効果を発揮します。
化学合成でも作られますが、もともとは除虫菊という白い菊に含まれていた成分です。
昆虫にもですが、金魚や熱帯魚にも効いてしまう成分なので、
水槽などで飼っている方は注意しましょう。
私たち人間やペットなどの哺乳類には、ほぼ無害な成分ですので安心してください。
ただし、ぜんそくなどのアレルギーのある方は、けむりを吸い込むことで
ぜんそくの発作が出やすくなりますので使用は避けてください。
だいたい普通サイズのもので、6~8畳のひと部屋分、6~8時間くらい燃焼で効果がでます。
蚊取線香の使用時に注意すること
当たり前ですが、赤ちゃんの近くにはくれぐれも置かないようにしましょう。
けむりを吸い込むと、大人でもせきこんだり、目がしょぼしょぼしたりしますから。
また、動き出したころの赤ちゃんは、何でもお口に入れてなめようとするので危険です。
火がついていたらそれこそ大変ですので、注意してくださいね。
火を付けない電気蚊取線香であれば、けむりも出ないので多少使い勝手が良いと思います。
赤ちゃんのお部屋では、長時間の使用は避け、赤ちゃんが部屋に入る
1~2時間前に蚊取線香を焚いておき、赤ちゃんが部屋に入ったら、火を消すのがよいです。
低刺激や天然成分のタイプのものを選ぶとなお良いでしょう。
おすすめの蚊取線香、グッズ
蚊取線香は人体に無害とはいえ、独特のニオイは苦手な方も多いと思います。
また、火を付けるタイプに抵抗のある方もいるんじゃないでしょうか。
そこで、おすすめの蚊取線香を3つピックアップしてご紹介します。
結構アマゾンや楽天でも、「蚊取線香ってこんなに種類があるんだなぁ」というくらい見つけられますよ。
・アース渦巻き香 バラの香り10巻入 (アース製薬) 320円
バラの香りと、見た目もピンク色でかわいいです。
この種類は他にも、ラベンダー、アロマグリーン、カモミール、白檀和華などがあります。
それに加えて「自然な香り」という種類もあります(笑)
・天然除虫菊使用 かえる印のナチュラル蚊取線香30巻 (ほんもの総合研究所) 1000円
無添加、無農薬、無化学成分、無着色の天然成分100%で、日本製の優しいけむりが特徴です。
これは赤ちゃんのいるお家にもぴったりです。
天然成分だからか、見た目は黄色っぽい緑色をしています。
・モスキートコイルケース (soil) 10500円
これは蚊取線香そのものではなく、蚊取線香ケースです。
soilといえば、珪藻土のバスマットが有名で、私も愛用しているブランドです。
珪藻土の調湿効果によって蚊取線香を湿気から守ります。
また、ケース入りなので、灰が落ちても安全です。
上段と下段に分かれてスタッキングできるようになっていて、
下段にはストックを入れておくことができます。
見た目もモダンでシンプルなので、いかにもって感じがなく、インテリアにもなじみやすいです。
まとめ
①蚊取線香の「ピレストロイド」という成分は、人体には無害なので、
赤ちゃんや妊婦さんでも注意をしながらであれば使用はできる。
けむりを吸い込むことで発作が出る可能性があるので、ぜんそくなどアレルギー体質の方は使用を避ける。
②赤ちゃんの部屋に蚊取線香を使用する場合は、直接けむりを吸い込まないよう、
事前に焚いておくのが望ましい。手の届かない安全なところにおくこと。
③蚊取線香にも様々な種類が出ていて、アロマの香りを楽しむものや、天然成分、低刺激のタイプもある。
また、蚊取線香ケースにもこだわって、安全に使用しましょう。
蚊取線香は、使い方の注意を守れば、思ったよりも意外と安全なものです。
赤ちゃんは特に、体温が高く皮膚も柔らかいので蚊に刺されやすいですから、
夏場はしっかり虫除け対策をしてあげましょう。