冬になり、スキー場の広告も目にするようになりました。
せっかくだからスキーをしてみたい!
うまくなりたいから、ちょっと奮発して高級メーカーのやつ買おう!
その心がけと意気込みは素晴らしいですが、ちょっと待ってください。
スキー初心者にとって、メーカーは実はあまり関係ないんです。
今回は、初心者さんがスキー板を選ぶときのポイントをご紹介します。
合わない板は事故の元。自分に合った板を選ぼう
新しく何かを始めるとき、「まずは道具から!」と高級なものを買ってしまいがちな人は注意。
スキーは楽しいレジャーですが、危険なドライブが事故を招くように、1歩間違えばとんでもない大惨事につながってしまいます。
ゲレンデに行って滑ってみればわかるのですが、スキーはさながら、自分でコントロールするジェットコースターのよう。
慣れないうちはスピードの調整が難しく、思うように進まなかったり、スピードが出すぎてしまいます。私もまだそんなかんじです……。
スピードが出すぎて止まれない状態で転んでしまえば、足を骨折してしまったり、最悪の場合、2度と自分の足では歩けなくなるかも……。
他の人にぶつかってしまえば、その人にも被害がおよびます。
そんな大事故を避けるためにも、スキー板選びは大切です。
どんな道具でも大抵の場合、高級品を使うにはそれなりのスキルが必要です。
スキー板の場合、高級品や上級者向けのものを買うと、スキー板と専用のブーツとが外れにくくなっている場合があります。
これは高い負荷にも耐えられるように外れにくくなっているのですが、初心者でまだまだ転んでしまいがちな人の場合、外れにくいスキー板は命取り。
あまりにも外れやすい板は考えものですが、転んだときにうまく外れてくれるか、足をうまいこと動かさないと、ひねるどころではすまなくなってしまいます。
自分のスキルや目的に合わない道具は、事故を招くだけ。
スキー板は、自分に合ったものを選びましょう。
じゃあどうしたらいいの?初心者さん向けスキー板の選び方
では、いったいどうやって自分に合った板を見つければいいのでしょうか。
初心者さんがスキー板を選ぶ際には、まずスキー板を取り扱っているスポーツグッズ店に行きましょう。
通販で買うのは、商品が届くまで見たり合わせたりができないため、サイズが分かっている経験者以外にはおすすめできません。
お店に行けば、店員さんがあれこれ教えてくれます。
スキー板だけでなく、ブーツの試着等もしてみましょう。
参考までに、スキー板選びの目安をご紹介します。
スキー板の長さは、成人(日本人)で
女性:150cm~155cm
男性:160cm~165cm
が主流だそうです。
もちろん、もっと短い方が扱いやすかったり、長いほうがいい人もいますので、そこはお好みで調整してください。
まっすぐ立ってスキー板を立たせたときに、自分の目線のあたりにスキー板の先端がくるといいのだそう。
お子さんのスキー板を選ぶ際には、お子さんは身長がどんどん伸びますので、店員さんとご相談のうえ選んでみてください。
身長の伸びが止まるまでは、ゲレンデに行くたびに借りる。という手段もあります。
こちらの動画では、スキー板のサイズの選び方を紹介しています。
目的や自分の能力に合わせて、いろんな選び方があるようです。
スキルがないときほど、背伸びして上級者向けのものを選びたくなるもの。
しかし思い出してください。自分に合わない板は、本当に命取りなんです。
スキー板を選ぶ際には、時間をかけて、自分にぴったりのスキー板を選びましょう。