年末が近づき、そろそろ年賀状の準備をしなきゃな……と考え始める時期になりました。
子供や家族の写真を撮って、いざ年賀状にしようとしても、なんだか写真がぱっとしない、写真うつりが悪い、なんてことありませんか?
実は、ちょっとしたポイントで、もっと写真うつりをよくすることができるんです。
今回は、写真を撮るときのヒントをご紹介します。
撮影はうすぐもりの日に!
写真を撮るとき、
「今日は天気がいいな!よし、今日は外で撮ろう!」
と考えてはいませんか?
実は、雲のない青空が広がる日は、人物の撮影には向かないんです。
雲ひとつない青空のことを、業界用語で「ピーカン」と言います。
ピーカンの日は、確かに気分よく撮影ができるかもしれません。
しかし雲がないと、太陽の光が強くなってしまいます。
そのため、影が濃くでてしまい、ソフトな印象は出しづらくなってしまいます。
もちろん、その効果を狙うときには大丈夫ですが、特に狙っていない場合は、ピーカンの日はさけるようにしましょう。
人物撮るなら気にするべし!光のススメ
「レフ板」と呼ばれる、写真撮影用の小道具があります。
これは、太陽の光を反射させ、影をやわらかく見せるためのもの。
光がいろんな方向から顔にあたることで、顔をよりきれいに見せることができるんです。
モデルさんの野外撮影などで、スタッフさんがかかえている、丸い大きな板のようなもの。
それがレフ板です。
しかし、プロ用のものは当然ながら値段が高く、サイズも大きいので、よく人物を撮るならともかく、年賀状の撮影のためだけに買うのはあまりおすすめできません。
わざわざレフ板を買わなくても、要するに光を反射できればいいわけですから、必ずしもレフ板でないといけないということはありません。
白い布や紙などでも代用できます。白い発泡スチロールでもいいし、アルミホイルでも大丈夫。
全身に光を当てるならどうしても大きいサイズが必要ですが、顔だけであれば、小さなサイズのものを顔の下に置くだけで十分です。
できることなら、カメラで撮る人の他にもう一人、レフ板やレフ板代わりの物を持つ人がいるといいでしょう。
室内の撮影なら、ライトの色にも気をつけましょう。
オレンジがかった光の下で撮影すると、肌が黄色く見えてしまいます。
電球タイプの白熱灯が一番いいと聞いたことがありますが、残念ながら、白熱灯は今ではあまり出回っていません。
代わりに、LED電球の光が白いものでもいいでしょう。
また、これも1箇所からの光だけではなく、できることなら他の方向からも光を当ててみてください。
例えば、天井につけたライトだけではなく、電気スタンドも使ってみるなど。
影が濃くなっている方向へめがけて当てると、いいかんじに撮影ができるはずです。
この方法は、多くのユーチューバーが使っている方法でもあります。
1箇所からのみ光を当てると、どうしても反対側が黒くなりがちなんです。
↑こちらの動画では、照明の当て方を紹介しています。
ユーチューバー向けの動画ではありますが、写真を撮るときにも参考になりそうです。
安くきれいにできるそうなので、室内で撮るときにはぜひ試してみてください!
いかがでしたか?
写真撮影が上手にできれば、デザインを誰かに頼んでも、きっといいものに仕上がるはず。
撮影のコツを意識して、きれいな写真を撮ってみてくださいね。