子供が無事に育ったことを感謝し、お祝いする行事、七五三。
お子さんが七五三を迎えると、親族や友達などからお祝いの品やお金をもらうこともあります。
しかし、こんなとき気になるのが「お返し」。
もらいっぱなしではなんか悪い。でもどうやって返したらいいのでしょう……。
今回は、七五三のお祝いをもらったときの、お返しについてまとめました。
お返し不要……というわけにもいかない。
本来、七五三は「子供が七五三を迎えるまで元気に育った」ことを神様に感謝し、お祝いする行事です。
七五三のお祝いの品は、「無事に育ったんだね、おめでとう」という喜びの気持ちをこめて子供に渡すもの。
幼い子供にお祝いを返せるほどの経済力は無い場合が多いため、お返しは不要な贈り物です。
(子供がベビーモデルなどの仕事をしていて、収入が入っているなら話は別かもしれませんが……)
しかし、もらいっぱなしではなんだか悪い気がする。
ということで、「内祝い」として物を贈る人も多いようです。
では、いったいどんな物を贈ればいいのでしょうか?
七五三の内祝いはこれだ!物を贈るときのおすすめアイテム
七五三のお祝いとして定番なのが「千歳飴」(ちとせあめ)。
子供の頃、ミルキーでできたおいしい千歳飴を食べたことはありませんか?
しかしいくらおいしくても、千歳飴はもてあましがち。
「子供が末永く健康に生きられるように」という願いをこめて長く作ってある千歳飴ですが、そのためにどうしてもサイズが大きくなってしまい、食べきれないことも。
お年を召した方に贈ると、もてあましてしまうことも考えられます。
「ありがたいけど、ちょっと困るなあ……」と思われがちなアイテムです。
そこでおすすめなのが、お菓子やちょっとした日用品。
いただいたお祝いの品の金額の、3割~半額くらいのものを返しましょう。
千歳飴もお菓子ではありますが、ほかのお菓子でも、充分喜んでくれるはずです。
日用品であれば、暮らしていく上で必要なものですから、大抵の場合は喜ばれるはず。
使う人のことを思って選べば、あまり間違いは無いかと思います。
しかし、どんな事にも例外はつきものです。
地域によってはNGかも?贈る前に要チェック!
先ほどおすすめアイテムをご紹介しましたが、七五三に限らず、古くからの行事は地域差が出ることがほとんど。
自分の親に聞いた方法や、地元では定番だった方法、インターネットで調べた方法が、実は今住んでいる地域には当てはまらなかった。
それどころか、失礼だと思われてしまった……なんてこともありえます。
例えば、関東と関西では、そもそも七五三のお祝いするという意識に差があるようです。
七五三は関東で主に行われていたイベントだったため、今でも関西よりは関東のほうが、お祝いする気持ちは高いようです。
関東では、親戚一同を招いて、盛大に披露宴をする地域もあるのだとか。
家庭の事情や住んでいる地域でどのようにお祝いするのかによって、「七五三」という行事の中身は、がらりと変わってしまいます。
自分の出身以外の場所で暮らしているのなら、できることなら誰かに相談してみましょう。
嫁ぎ先のお義父さん、お義母さんでもいいですし、知り合いのママ友に相談してみるのもいいかもしれません。
こればっかりはケースバイケースですが、お義母さんに相談してみると、嫁・姑関係も良くなるかもしれません。
頼られるのは、誰だって嬉しいものです。
下の動画は2015年のものですが、喜ばしいことであるはずの七五三が原因でトラブルになってしまった、いわゆる「修羅場」の一例を紹介しています。
こんな事にならないためにも、相談はしっかりと行い、ときにはアドバイスに従うことも大切です。
いかがでしたか?
お返しは、贈る側も受け取る側も、負担を感じないものがいちばん。
七五三はとてもおめでたい行事です。
お祝いする気持ちを忘れないでくださいね。