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クリスマスローズを植え替える方法!時期や気を付けることは?

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冬も近づいてきて、ガーデニングには不向き季節になってきましたね。

外に出て水やりや葉っぱの剪定など、色々やりたいことはあるのに、こうも寒いと体がついていきません。

 

おまけに花はたいして咲かないものばかりですし、ついつい放置してしまうという方も多いかと思います。

 

ですが、寒い季節にも咲く花はちゃんとあります。

冬に花壇の整理や、水やりが億劫だという人もこれなら簡単に育てられる花がありますので、紹介したいと思います。

 

今回は、寒い時期に咲く、クリスマスローズの話をしたいと思います。

 

クリスマスローズとは?

 

クリスマスローズとは、その名の通り、「クリスマスの時期に咲くバラに似た花」という由来から名づけられたお花です。

 

バラよりも葉の数は少ないですが、どこか寂し気に見える小さな花です。

花言葉には、「私の不安をやわらげて」「慰め」「追憶」「中傷」といった意味があります。

 

「私の不安をやわらげて」「慰め」には、古代ヨーロッパで、クリスマスローズの花の香りは病人から悪臭を取り除くと信じ、伝えられていた話がありました。

つまり、『匂いを嗅ぐと元気になる』というような意味でしょう。

 

病人が元気になるということから、慰めや不安を和らげるという花言葉に繋がったのでしょうね。

 

反対に、「追憶」「中傷」といった少し悲し気な意味のものもありました。

こちらは、ある伝説がもとになっていると言われています。

 

昔、キリストが誕生したとき、マデロンという少女がお祝いに駆け付けました。

周りの人たちは、手にお祝いを持っていましたが、マデロンは何も持っておらず、自分には何もしてあげられることがないと悲しくて涙を流しました。

 

すると、それを見ていた妖精がマデロンの涙に魔法をかけ、一粒落ちたところに綺麗な花を咲かせました。

 

その花を見つけたマデロンはその花を摘んで、キリストに渡したそうです。

 

そんなエピソードから、「中傷」という花言葉がついたそうです。

素敵な話ですが、少女の悲しい姿を想うとこういう言葉に繋がったのでしょうか。

 

クリスマスローズには、どこか寂し気で、それでいて美しい表情がありますが、花言葉のように繊細な部分も見えてきますね。

 

クリスマスローズの特徴

クリスマスローズには特徴があります。

花は、苗を植えてから1年後に咲きます。

 

苗を植える時期は10月~3月の寒い時期ですが、それから1年は気候の変化に気をつけながら、じっくり育てていきます。

 

これだけ待ち遠しかった花が咲いた時の喜びは何にも代えがたいです。

 

また、クリスマスローズ多年草なので、育てれば育てる程に大きくなり、腐らない限りは長持ちします。

 

花の色は、苗によって異なりますが、白・ピンク・紫・黒など様々で、形や色の付き具合なども育った環境で変わるので、そのたびに楽しみがあります。

 

それから、クリスマスローズは毒を持っています。

肌の弱い人は荒れてしまうことがあるので、根っこに触れる際は気をつけてください。

植え替えや株分けの作業をするときには、長袖を着るか、手袋を忘れないでくださいね。

 

可愛い顔とは裏腹に、危険な一面も存在するのが面白いですね。

 

クリスマスローズの植え替え方法

育てるにあたって大事なことは、植物が正常に育つように適した時期に植え替えてあげることです。

植物によって、成長するタイミングが違うので、気をつけましょう。

 

クリスマスローズの植え替えは年に2度行います。

1回目は苗を植えた年の春(2月・3月)、2回目は花が咲く手前の10月に植え替えます。

 

クリスマスローズは上手く成長すると根をしっかり張って伸びていくので、春の植え替えでは5号~6号のポットに、10月には6号~7号のポットに植え替えてください。

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こういった形のものがいいと思います。

 

株分けをして入れるにしても、開花株を買って植え替えるにしても、ポットが少し大きく感じると思いますが、『しっかりした株に育てるため』『開花後も元気に咲き、来年用に花芽を作らせるため』に必要なことです。

また、根を大きく成長させるために、ポットが縦に長く、底の深いもの(18cmは必要)にしてください。

 

基本的な植え替えで使う土については、詳しいサイトがありましたので載せておきますね。

植え替えに必要な土 中粒赤玉土(6割前後)腐葉土(3割前後)軽石鹿沼土小粒(1割前後)、バーミキュウライトかパーライト・調整用土として籾殻燻炭・カキガラ粉を若干。 植え替え用土の酸度は強酸性や強アルカリ性でなければ特に注意する必要は有りませんが、基本的には中性(PH7)程度で使用するようにします。 出典:WAKAIZUMI FARM  Gardening shop

 

植え替え方はとっても簡単ですが、注意することがいくつかあるので、合わせて伝えていきます。

 

〇植え替え方

  • 今使っているポットから出す
  • 根っこに固まっている土をほぐす
  • 新しい土に植え替える

 

植え替えの手順はこれだけです。

何も難しい事はないです。

 

が、しかし。

大変なのはここからです。

 

植え替えの時に気を付けないといけないことがいくつかありますので、覚えておいてください。

 

〇注意点

  • 鉢の上部2~3センチの隙間を開けて、水を入れるスペースを作っておく

※水は翌日の朝に鉢から水が抜けるまで与えます

2.7号以上のポットに植え替える時は、カビ予防として、水はけを良くするために底石を入れる

3.翌朝、水やりをした後は1~2週間強い風の当たらない半日蔭のところに置いて、根が落ち着くのを待つ

4.植え替え後、根が伸びだす10日後くらいからは日光を当て鉢と用土を暖めて、根の成長を助けるようする

5.成長に応じて肥料をやる(5月くらいには肥料が切れるように)

 

植え替えよりも、注意点のほうがたくさんあって、しかも、少しややこしいところもありますが、落ち着いて間違えないようにすれば問題ないですので、慎重に作業してください。

 

まとめ

 

クリスマスローズの植え替えを紹介しましたが、やってみれば意外と簡単ですので、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

 

数少ない冬に咲く花の中でも、最も育てやすい花ですし、花壇の寂しさを埋めてくれるので冬でも園芸を楽しむことが出来ますよ^^

 

毒にはくれぐれも気を付けてくださいね。