毒があることで有名なサソリ。
ルックスにひかれて「サソリを飼いたい!」と思っても、毒のことを考えると、ちょっとしり込みしてしまいますよね。
私も飼い始める前は、その点が少し不安でした。
しかし、全てのサソリに猛毒があるわけではありません。
今回は、サソリを飼っていたこともある私が、飼うのにおすすめの品種をご紹介します!
ルックス重視です(笑)
サソリって危険じゃないの?
私が「サソリを飼いたい」と家族に伝えたとき、まず家族が怖がったのが「毒針」でした。
確かに、サソリの尻尾には毒針がついており、これはどの種類でも変わりません。
それに、人を殺してしまうほどの猛毒をもつ種類も、確かに存在します。
猛毒をもつサソリは、分類したときに、そのほとんどが「キョクトウサソリ科」というグループに入っています。
キョクトウサソリ科の種類のサソリは、見た目はかっこいいですがとても危険です。
危険なので、現在日本では輸入が禁止されています。
つまり、日本にいるかぎり、猛毒をもつ子にはなかなか出会うことはない、ということです。
とはいえ見た目がとてもかっこいいので、海外ではペットとして愛されています。
どうしてもキョクトウサソリ科のサソリが飼いたい!という場合は、海外に移住するか、あるいは飼育許可をとるしかありません。
でも大丈夫。
国内でも飼うことができて、しかも毒が少ない。
さらに、見た目がキョクトウサソリ科に似ている品種があるんです!
おすすめその1:イスラエルゴールデンスコーピオン
キョクトウサソリ科に似ていて、しかも国内で飼える毒の少ない品種。
私が飼っていたのも、この品種でした。
実は、私がサソリを飼いはじめたのは、「イエローファットテールスコーピオン」(通称「YFT」)の画像を見たのがきっかけでした。
太い尾がとてもかっこよくて、なんとかして飼いたい!と思ったものの、残念ながらこいつはキョクトウサソリ科。
初心者でも飼いやすい種類ではありますが、大人になれば、人を殺せるほどの猛毒をもちます。
しかも、以前脱走して騒ぎになり、キョクトウサソリ科が日本で飼えなくなった原因ともなった種類。
手に入れるどころか、ひと目見ることもかないません。
YFTによく似た見た目で、毒は少なく(虫は殺せるが人は痛いだけ)、しかも成長しても手のひらサイズ。
値段も3000円とお手ごろでした。
おすすめその2:ダイオウサソリ
ダイオウサソリは、ハサミが大きく、黒くて大型なのが特徴。
まさに大王!というかんじのかっこよさです。
サソリといえば砂漠なイメージがありますが、ダイオウサソリは熱帯雨林に住んでいます。
じっと動かず獲物を待つ姿、そして捕食する姿は、いつ見てもものすごい迫力です。
飼いたい・・・。
下の動画を見ていただければ分かりますが、毒針を使わず、ハサミだけでスズメバチを捕まえています。
すさまじい力です。
捕食シーンが含まれています。閲覧注意です!
ダイオウサソリを飼うとき注意するべきは、毒針よりむしろハサミ。
挟まれると、かなり痛いそうです。
飼うなら気をつけましょう。
まとめ
1. 猛毒のサソリはまず見かけない、手に入らない
2. キョクトウサソリ科に似た品種もいる
3. 毒針よりハサミの方が怖い品種もいる
日本でサソリを探すなら、毒の強いサソリはまず手に入りません。
安心して、ペット用のサソリを探してみてくださいね!