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入学祝い 封筒の書き方の決まり事!恥をかく前に知っておきたいこと

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冬の寒さも和らいで温かい空気が流れるようになりました。

春の訪れを少し感じる毎日ですが、春と言えば出会いや別れの季節ですよね。

 

卒業式や入学式、退職や就職、転職、さまざまな状況があると思います。

 

そんな中から今回は、入学式についてのお話です。

 

「初めての孫も今春からは小学生」「いとこの○○くんが中学に入学」「お友達の入学祝いしなきゃ」とお知り合いの方が入学される場合、少しの気持ちでも贈り物をしようと考えますよね。

 

一般的に親戚などの身内の場合は、物よりも現金を渡すことが多いです。

親密な関係の場合(祖父母や普段から付き合いのある人)入学先で必要なものを贈ることもあるようですが、何を買っていいか分からない・必要なものがない場合には、好きな物を買えるように現金を渡すことがあります。

 

現金を渡そうと考えているけど、どうやって渡せばいいのか分からない・・・

でも大丈夫!

初めての方は、みんなそうですし、これから覚えておけば役に立つので、今これを読んでいるあなたは、恥をかかずに済みますよ^^

 

1つずつルールを覚えていきましょう。

 

入学祝いで現金を渡す 封筒編

例えば、結婚式の時には、封筒を祝い袋(ご祝儀袋)にします。

最近はとても可愛い装飾のされたものが売られていると思いますが、中身と金額が釣り合うように袋の大きさや派手さなども関係しているので、可愛さだけで選んではいけないのです。

 

そして、水引(真ん中についてる縄のこと)は必ず、結びきり(縁が切れないように)にしないといけません。

 

こういったように、さまざまなお祝いのシーンでルールが決まっているのです。

 

入学の場合は、

〇封筒の柄

 一般的なものは、白い封筒で結び目が紅白になっているものです。

 

 ですが、お祝い事ですので明るい色でも構いません。

 近年は、色々なタイプのものがありますし、子どもの可愛いほうが喜んでくれるのでついついそちらに目が

 いってしまいますよね。

 

 基本的なことだけ覚えておくようにして、親しい関係であるなら可愛いものを使ってもいいでしょう。

 

また、渡す金額が1万円程度なら、水引が印刷されてるものでもいいです。

中身と釣り合わなさすぎると返って不格好になってしまうので、そういった点も考えながら選んでください。

 

〇水引は紅白の蝶結び

 お祝い事の時には蝶結びを使います。

 「蝶結び」は結びきりと違って何でも結び直すことが可能です。

 そういったことから「何度でも繰り返したい嬉しい事」という意味があります。

 

 よくある失敗は、お金を封筒に入れた後、水引を付け直すと時に逆向きにしてしまうこと。

 ですが、蝶結びの意味を覚えていればこのようなミスを失くせますね。

 

〇のしの書き方

 のしの書き方は、水引の上側に「御入学祝」「入学祝い」「祝御入学」などと書きます。

 そして、下側には、渡す人(差出人)のフルネームを書きます。

 

 文字の書き方は、もちろんご存知かもしれませんが、縦書きです。

 

書く時には、ボールペンではなく筆ペンや毛筆で書きます。

たまに油性ペンで書く人がいますが、濃ければいいというものではないですので、気を付けましょう。

 

〇中袋がある場合

 中袋と言って封筒の中に現金を入れて、表紙を挟むようになっているものがあります。

 その場合には、中袋の表に金額・裏に住所、名前を記入します。

 親切に住所欄を書いてくれている封筒もあったりしまうので、活用してみてください。

 

 中袋がない場合は、ご祝儀袋の裏に金額だけを記入しておきます。

 住所を書く人もいますが、最近は個人情報問題などもありますので、控えている方が多いようです。

 

入学祝いで現金を渡す 金額編

封筒の書き方や選び方が分かったら、次は渡す金額の相場を知っていきましょう。

 

一般的にこういった相場になっています。

 

・祖父母の場合

 小学校から大学までを通して、10,000円~30,000円

・親戚の場合

 小学校、中学校入学は、3,000円~5,000円

 高校、大学入学は、10,000円~30,000円

 

おじいちゃんやおばあちゃんは、ランドセルを買ってあげたり、勉強机を買ってあげたりしますが、それとは別に渡している人が多いようです。

あまりにも勉強机などのプレゼントが高額であれば、合計で相場の金額になるようにしてもいいでしょう。

 

親戚の場合も同様に、何かプレゼントするほか現金も一緒にというケースが多いです。

また、現金ではなく、図書カードなどのこれからの生活に役立てられるようなギフトカードも人気ですよ。

 

渡す時のお金は、当然ですが、新札を用意してくださいね。

 

お金を封筒に入れる時は、表(諭吉が見えるほう)を封筒の名前側に来るようにして入れます。

中袋がある場合も表を上にして入れます。

 

包み終わるまで気を抜かず、丁寧に確認しておきましょうね。

 

入学祝いで現金を渡す タイミング編

 

次は、お祝いを渡すタイミングですが、これは家庭によって様々です。

 

ですが、基本的な時期は、「3月初旬~入学式前」です。

 

まだ幼稚園や保育園の小さい子どもの場合、卒業式が終わってないのに入学のお祝い?と混乱してしまうこともありますので、卒業式が終わって気持ちが切り替えられるように卒業後を目安に渡すこともあります。

 

その場合は3月末~入学式までに渡すようにしましょう。

地域によって卒業式の日にちも違うとは思いますが、月末まで幼稚園があるということも少ないと思うので、日にちを調整してくださいね。

 

中には、卒業旅行に行く人もいるでしょうし、高校生ならクラブ活動に参加しないといけないこともあると思います。

相手が忙しい場合やどうしても日にちが合わない場合には、ご家族の方と相談して早めに渡すのか、遅くなってもいいのか、決めるようにしてください。

 

何も伝えないで会えるのを待つより、「渡そうと思っている」ということを伝えておけば、家族間でもトラブルにならずに済みますよ。

 

まとめ

 

お祝いを贈るのは、簡単ですが、ルールを間違えると失礼になってしまいますので、気を付けましょうね。

 

それぞれの慶事で、マナーがあるので覚えるのは大変かと思いますが、子どもの前で恥をかかないように少しずつでも覚えていきましょう!

 

最後に、入学のお祝いは親に贈るものではなく、入学する本人に贈るものですので、兄弟がいる場合には1人1人に渡すようにしてください。