夏にはお中元、冬にはお歳暮で日頃の感謝を伝えるのはとても大切なことですよね。
でも、最近はネットで買って送ったり、百貨店で買っても郵送したりする人が多いのではないかと思います。
もちろんそれが駄目というわけではありませんが、会って直接渡せるのであれば、その方がより丁寧です。
でも、いざ手渡しをするとなるとマナーに自信がなく不安になってしまいますよね!
実は私も、最近子供の習い事の先生にお中元を渡すために、きちんとしたマナーを知りたくて、
本やネットで調べてみたんですよ!
そこから得た情報を、シンプルにまとめてみましたのでお伝えしたいと思います。
お中元を渡す時期は、関西は遅め!?
お中元を渡す時期は、東日本は7月上旬から7月中旬までですが、
西日本では7月中旬から8月中旬までとなっており、西へ行くほど遅くなっています。
もちろん、相手の住む地方に合わせて贈るのがマナーです。
引っ越しをしたときなどは、自分の地域でお中元を贈る時期はどうなのかを確認しましょう。
贈り物を買うときに、百貨店の店員さんに確認すると教えてくれますよ。
お中元を渡しに行く時間帯や渡すタイミングは?
お中元を直接お家に訪問して渡しに行く場合は、事前に訪問の連絡をしておきます。
「お中元を持って行くので…」ではなく、「夏のご挨拶に伺いたいのですが…」と
事前にお電話などで伝えればOKです。
時間帯としては、お昼どきを避けて、10時~11時、14時~16時がマナーです。
お家に上がらせていただく時間がない場合は、その旨も先に伝えておきましょう。
「玄関先ですぐに失礼いたしますので…」というと相手を気遣っていることが伝わります。
もしビジネスの相手、取引先などにお中元を渡すのであれば、
仕事で会う機会があればそのときに持参しても構いません。
子供の習い事の先生に渡すのであれば、他のお母さん方の目に留まらないようにお渡しした方が無難でしょう。
個別のレッスンであれば大丈夫だと思いますが、グループでのレッスンの場合は渡すタイミングに
迷うと思いますので、早めに行ってお渡しするか、日を改めてお持ちするかにしましょう。
風呂敷や紙袋はどうしたらいいのか?
品物にはのしをつけてもらって、「お中元」「御中元」と「名前」を書いてもらいましょう。
昔は風呂敷で包んで持って行くのが正式なマナーでしたが、今は紙袋でも問題ないです。
品物を購入する際に、念ためお渡し用の紙袋もつけてもらうようにしましょう。
相手のお家に着いても中に通していただく場合は玄関では渡しません。
お家の中に入れてもらって、座ってからで大丈夫です。
この場合は、風呂敷または紙袋から取り出して、一度品物を自分の方を向けてから、
時計回しで相手の方に正面を向けてお渡しをします。
もし、玄関先など立った状態でお渡しする場合は、新しい紙袋に入れ替えたうえで紙袋からは出さずに、
紙袋の底と、持ち手の部分(相手がうけとりやすいように、根元を持つ)に両手をそえて、
「袋のままで失礼いたします」と一言添えてお渡ししましょう。
また、家ではないけれども室内のテーブルなどがあるところでの場合には、
紙袋からはいったん出してお渡しをし、「お持ち帰り用にこちらをお使いください。」と一言添えて、
相手が持ち帰りやすいように新しい紙袋もお渡しするようにしましょう。
お中元を渡すときに添える言葉とは…
お中元をお渡しするときには、日頃の感謝を伝えることが一番大切です。
いざとなると、日頃いい慣れていない台詞って出てきにくいと思いますが、マナーですので知っておきましょう。
「いつもお世話になっております。ほんのお礼の気持ちです。」
「日ごろの感謝のしるしにお持ちしました。お口に合うかわかりませんが…」
「いつもありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。」
このような表現が堅苦しすぎず、ふさわしい言い方です。
ちなみに、「つまらないものですが…」という言い方は間違いではありませんが、
とらえ方によっては好まれない方もいますので注意しましょう。
まとめ
①お中元を渡す時期は、関東は7月上旬~7月中旬。関西は7月中旬~8月中旬。
②お中元を手渡しでお家に持って行く場合は、食事の時間をさけて、10時から16時がマナー。
ビジネスや、いつものスケジュール内で渡せる場合以外は、事前に訪問の連絡をしておく。
③風呂敷が正式だが、紙袋でも新しいものを用意していればOK。
基本的には紙袋から出して、相手に正面を向けてお渡しする。
④お渡しするときに、日頃の感謝の気持ちを伝えるようにする。
お中元を渡すときには、時期や時間帯に注意をして、
相手の持ち帰り方や、渡すタイミングにも気を配りましょう。
基本的なマナーさえ守れば、あとは難しく考えずに、日頃の感謝の気持ちを伝えればOKです!