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ワキガの治し方、オロナインが効くって噂はウソorホント?どっち?

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ワキガの独特のニオイって気になりますよね?自分でも気付かないうちに、

ワキガのニオイがしていたら…と思うとひやひやしませんか?

 

しかも、人には指摘しにくいですから、自分で気付いて自分で治すしかないものです。

たまに優しい(?)家族や友達が教えてくれるかもしれないですが…

できれば人から指摘されずに治したいですよね。

 

 

オロナインは、ほとんどのお家に常備薬として置かれていることが多く、

私の家にももれなくありますが、基本的にはやけどをしたときに使うものというイメージです。

 

最近、そんなワキガにオロナインが効くっていう噂があるそうなので、

実際のところはどうなのか色々と調べてみました。

 

 

結論からいうと、「一応ちょっとは効く気になる」

 

いきなり結論からお話しますが、効くか効かないかでいうと、

「一応ちょっとは効く気になる」といったところでしょうか。

すごく微妙な結論ですみません(笑)では、なぜ「一応ちょっとは効く」のかですが、

そもそも治す(完治させる)ことはオロナインでは無理です。

 

オロナインには、殺菌効果と消臭効果があるのでそこからワキガにも効く

という説がどこからともなくわいてきたようです。

 

しかも、オロナイン特有のニオイが強いため、

ワキガのニオイが一瞬消えたように感じられるという説もあります。

ただ、ワキガのニオイがしなくてもオロナインのニオイがしてしまうのであまり意味がありません。

 

その上、オロナインにはかなりのべたつきがあるため、衣類を汚してしまう可能性が大です。

さらには、毛穴をオロナインの油脂分が塞ぐことになるため、

逆効果だから絶対にやめた方がいいという意見も多いです。

 

つまり、結果的には「一応ちょっとは効く気になる」が、「根本的な解決にはならない」ので、

オロナインでワキガを治そうという考えはおすすめできません…。

 

そもそもワキガの原因とは…?

 

ワキガの原因は、ほとんどが遺伝的な体質によるものとされています。

不潔にしているからとか、太っているからというのは間違った考えです。

 

汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺というものがあり、

エクリン腺からは水分と塩分のみの汗が出るのに対して、

アポクリン腺からはアンモニアや脂質、糖質などを含んだ汗が出てきます。

このアポクリン腺の数が、ワキガの原因となります。

 

とはいえ、汗そのものは実は無臭なのですが、汗が皮膚に滞在することで雑菌が繁殖するので、

ワキガの独特のニオイが発生してしまうのです。

そして、油っこい食べ物や肉類中心の食生活、ストレスのたまった生活習慣をしていると、

さらにワキガのニオイはきつくなってしまいます。

 

オロナインの効果・効能について

 

だいたいのお家にあるオロナインなので、ワキガにも効いてくれたら…

と期待してしまうのも分からなくないですが、やはりワキガには効かないようです。

 

オロナインの公式サイトによると、オロナインの効果・効能は、

にきび/吹き出物/はたけ/やけど(軽いもの)/ひび/しもやけ/あかぎれ/きず/

水虫(じゅくじゅくしていないもの)/たむし/いんきん/しらくも/

と載っており、ワキガは残念ながら含まれていませんでした。

 

おそらくオロナインに含まれている「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という成分に殺菌効果があるので、

ワキガのニオイの元となる雑菌にも効果があると思われてしまったのでしょう。

でも、脇汗を止めることはできないですし、油分によって悪化する可能性の方がかなり大きいと指摘されています。

 

 

まとめ

 

①オロナインはワキガに「一応ちょっとは効く気になる」が、「根本的な解決にはならない」

つまり、オロナインでワキガは治せない。

②ワキガの原因は、アポクリン腺という汗腺から出る汗に交じった、アンモニアや脂質、糖質などが、皮膚の上で長時間滞在すると雑菌が繁殖することである。

③オロナインの主な効果、効能は、ニキビや吹き出物に対してである。

「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という成分に殺菌効果があることが、

ワキガにもオロナインが効くという噂につながったという見方がある。

 

残念ながらワキガを治すために、オロナインはおすすめできませんが、

最近はワキガを治す治療もとても進化しているので、

必ずしも手術をしないといけないというわけでもないですよ。

ワキガかも…と気になる方は、皮膚科を受診してお医者さんに相談してみましょう!