大型でかっこよく、日本国内でも飼う人の多いダイオウサソリ。
ルックスにひかれて「ダイオウサソリを飼おう!」と思っても、何をそろえればいいのか分からない……。
そんな初心者さんのために、今回は、サソリ飼育経験者である私が、ダイオウサソリの飼い方をご紹介します!
毒よりハサミに注意せよ!
とってもかっこいいですよね。ダイオウサソリといえば、大きくて立派なハサミ。
ダイオウサソリにも毒針はありますが、ハサミの力のほうが強いので、大抵はハサミを使ってえものをとらえます。
つまり、注意するべきはハサミのほう、というわけです。
はさまれるとかなり痛いらしいですよ。
ケースの掃除などで、サソリを移動させるときがあります。
そういったときは、絶対素手でさわらず、しっぽを割りばしや竹製のピンセットでつまんでください。金属製のピンセットだと、サソリがケガをしてしまいます。
毒が弱いとはいえ、刺されると腫れてしまうこともあります。
あと痛いです。
私はコンビニでもらった割りばしを、いつもサソリの世話に使っていました。
竹製のピンセットは、爬虫類用のものがペットショップで売られていますが、爬虫類用なのでサソリには大きすぎます。
千葉の成田山にあるお寺前の通りには、竹製品を扱っているお店がけっこうありました。
その中に竹製のピンセット(小さめサイズ!)もあったので、成田山に行くことがあれば探してみるのもいいかもしれません。
エサは生き餌を与えるべし!
続いて、エサについてです。
サソリのエサは、虫です。それも、生きたままが一番食いつきがいいです。
冷凍のエサもありますが、当然冷凍庫に入れることになります。
自分の食べ物と一緒にゴキブリやコオロギが入っていると、ちょっと食欲を失ってしまいそうです・・・。
私は、生きたコオロギをあげていました。
エサ用コオロギは、爬虫類を扱うペットショップなどで売っています。
コオロギは「ヨーロッパイエコオロギ」(通称イエコ)と「フタホシコオロギ」の2種類あり、イエコは白っぽく、フタホシコオロギは黒っぽいです。
フタホシは見た目がゴキブリっぽいので、抵抗感がある人は、まずはイエコから徐々に慣れていきましょう。
私も最初はちょっと嫌でしたが、今では手でつかみ取りできるようになりました。
慣れって怖いですね(笑)
サソリは、コオロギだけでなく、ゴキブリやミルワーム、カイコの幼虫なども食べます。
どれも見た目がかなり気持ち悪いです。
ただ、慣れてくると直視できるようになります。
無理せず、最初は少ない量を買ってみるのもいいかもしれません。
一度失敗して、100匹ほどいるコオロギを逃がしてしまったことがあるのですが、かなり気持ち悪かったです・・・。
部屋中に散らばってしまったので、回収するのが大変でした。
サソリはもちろん、生き餌も逃さないよう気をつけましょう。
ケージ内環境にも気をつけよ!
サソリは基本的に、暑いところに住む生き物です。
ダイオウサソリは熱帯雨林に住むタイプのサソリなので、ケージ内も湿度が十分になるよう気をつけましょう。
霧吹きでしめらせてください。
床材は、サソリや爬虫類用のマットを使用します。
専用の床材がペットショップで売られているので、それを使用してください。
こちらの動画では、飼育を始めて11カ月を迎えたダイオウサソリの紹介をしています。
金属のピンセットを使い、手にのせていますが、初心者さんは真似しないようにしましょう。
動画を見るとよく分かりますが、ダイオウサソリはかなり大型になります。
しっぽも迫力があってかっこいいです。
まとめ
・持つときには竹製のピンセットor割りばし
・生き餌は飼ってるうちに慣れていく
・床材は専用のものを
これで、サソリの世話は大丈夫!
他にも気をつけるべきポイントはありますが、予備知識としてはこれで大丈夫です。
サソリを買ったときに、お店の人にいろいろ聞いてみてくださいね。