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最近、目やにが多い!しかも充血してる!その原因は病気かも!?

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目やにや充血が気になったら、まず考えられるのが結膜炎です。

ほかにも、緑内障や結膜下出血も充血の症状がでますが、

目やにが気になるというのは、やはり結膜炎の可能性が高いと考えられます。

 

結膜炎と聞くと、人にうつるものというイメージはありませんか?

実は、結膜炎には大きく分けると2パターン原因があります。

その原因によって対処法も異なります。

 

ひとつは、感染性結膜炎といって、ウイルス性や細菌性のもので、

よく耳にする「はやり目」も、これの種類のうちのひとつです。

 

もうひとつは、アレルギー性結膜炎といって、主にハウスダストや花粉からくるものです。

 

では、これから結膜炎の原因と対処法を、2つのパターン別に、それぞれお話していきますね。

 

 

ウイルス性結膜炎

 

流行性角結膜炎(はやり目)

主にアデノウイルス8型の感染が原因の結膜炎です。

ウイルス性結膜炎の中でも感染力が強いものになります。

黄色っぽい目やにや、充血が起こり、痛みを伴うこともあります。

 

プール熱(咽頭結膜炎)

主にアデノウイルス3型の感染が原因の結膜炎です。

夏に、プールの水から子供に感染することが多いものです。

結膜炎の症状以外で出る症状は、風邪引きの症状に似ていて、

のどの腫れや痛み、発熱を伴う場合があります。発症してから、10日前後で治ります。

 

ⅲ急性出血結膜炎

エンテロウイルスや、コクサッキーウイルスの感染で急性で起こります。

結膜下出血を起こすので、白目がかなり真っ赤になるのが特徴です。

発症してから1週間前後で治ります。

 

対処法:手洗いは石鹸で、こまめにしてください。

また、目やにが出たら拭きとり、目を触らないようにしてください。

 

家族がいる場合は、タオルや洗面道具などを一緒に使わないようにしたり、

お風呂も最後に入ったりし、他の人へ感染が広がらない用意しましょう。

目を拭くときは、タオルやハンカチではなく、ティッシュで拭き、すぐに捨てましょう。

 

病院でみてもらうと、学校を休むようにいわれます。

流行性角結膜炎・急性出血性結膜炎は、医師が感染しないと判断するまで、

咽頭結膜炎は、症状がなくなってから丸2日は、登校できません。

 

また、抗生物質がきかないため、消炎作用のある目薬が処方されますので、決められた通りに点眼しましょう。

 

細菌性結膜炎

 

インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌を原因菌とする結膜炎です。

中でも、黄色ブドウ球菌は、日常的に、皮膚、のど、鼻、手、髪の毛、腸などいたるところに存在します。

 

感染力は弱めですが、目に傷があるときや、病気で体力が落ちているときに、

小さな子供が特にかかりやすいものになりますので注意が必要です。

 

対処法:抗菌の目薬が基本的に処方されます。数日中に治癒します。

 

アレルギー性結膜炎

 

アレルゲンとなる物質が、目に入ることで起こる結膜炎です。

特定の時期にだけ起こる、「季節性」のものと、一年中起こる「通年性」のものとがあります。

まぶたのかゆみや、白目の充血、白っぽい目やにが出ます。

 

原因としては、通年性のものだと、最近よく聞く「ハウスダスト」、

季節性のものだとイネ科やスギ、ヒノキなどの植物で、花粉症の原因と同じようなものになります。

特にコンタクトをしている人は、コンタクトの汚れから、かかりやすくなるので気をつけましょう。

 

ハウスダストとは、家の中のダニ、カビ、ペットの毛のことで、

ふとんやじゅうたんが、ハウスダストの集中する場所になります。

 

対処法:抗アレルギー性の目薬が処方されます。

花粉症対策と同じような感じですので、体に花粉がつかないように、

メガネや帽子をしたり、手洗いだけでなく、目もよく洗って清潔にしてください。

 

ハウスダスト対策としては、清潔なふとんやじゅうたんに保ち、

空気清浄機などを使用してみるのもいいでしょう。

 

まとめ

 

①感染性結膜炎には、ウイルス性のものと、細菌性のものがあり、

タオルやプールの水を介して感染してしまいます。

感染した場合は、処方された薬を決められた通りに点眼し、周囲の人に感染させないように、よく手洗いをし、タオルやお風呂で広がらないように注意しましょう。

②アレルギー性結膜炎は、通年性のものと季節性のものがあります。

季節性のものは、特定の花粉症対策を、通年性のものは、ハウスダスト対策をしてください。

 

目が充血して、目やにが出ていたら、結膜炎とみなされるのがほとんどの場合ですが、

感染の可能性の強いものもあるので、早めに対応していかなけばなりません。

速やかに眼科の受診をして対応していきましょう。