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日焼け止めはいつからいつまで塗る?紫外線対策は夏だけじゃダメ?

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日焼けは将来のシミやシワの原因になりますし、日焼け跡が黒く残ると恥ずかしいです。

なので、夏になると日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりして紫外線対策をしますよね。

日焼け止めの原因は紫外線ということは皆さん知っていると思います。

 

ということは、冬は紫外線対策しなくていいのかなって、疑問に思いませんか?

今回は、日焼け止めを塗るおすすめの期間や、紫外線の種類、日焼け止めの成分や仕組みなどについてお話します。

 

 

日焼け止めは1年じゅう必要!?

 

「えっ?夏しか日焼け止め塗ってない」という人はちょっと危険かも知れません。

紫外線は冬でも雨の日でも降り注いでいます。

最近はオゾン層の破壊によって、季節を問わず紫外線の量も年々増えてきていますし。

なので、1年じゅう日焼け止めを塗っていても間違いではありません。

 

ただ、ずっと塗っていると肌が乾燥しやすくなるなどの弊害が出ますので、

おすすめの期間としては4月~10月になります。

この理由を次の項目で、紫外線の種類や季節による量の変化との関連からもう少し掘り下げて説明しますね。

 

紫外線の種類や季節による量の変化

 

そもそも紫外線とは、虹色のうち一番端にある「紫の外の光」という意味です。

太陽からの光の波長の長さによって、目に見えるのが可視光線、見えないものが不可視光線といって

赤外線と紫外線がこれにあたります。紫外線には以下の3種類があります。

 

・紫外線A波(UVA):肌の奥まで届き、シワやたるみの原因となる。

・紫外線B波(UVB):肌表面で炎症を起こし、日焼け、シミやそばかすの原因となる。

・紫外線C波(UVC):オゾン層で吸収されるので地上には届かない。

 

UVAの量はやや冬場は少ないものの年間を通してほぼ変わらず、UVBは5月~8月が特にピークですが、

その前後も冬場よりは明らかに多いといえます。

 

UVAは窓も通過するので室内にいるときも、曇りの日も注意しなければなりません。

それとは反対に夏の照りつける太陽は、実はUVBだったんです。

UVBは別名「レジャー紫外線」とも呼ばれています。

 

相対的にみて、4月~10月はどちらの紫外線も多くなっていますので

日焼け止めを塗った方がいい時期といえます。

 

日焼け止めの数値が表わすものとは?

 

日焼け止めにはSPFPAなどの値がありますよね。

紫外線の種類を踏まえたうえで、これらのアルファベットが何を表しているか紹介します!

 

SPF(サンプロテクションファクター):UVBを防ぐ値を表す。

「SPF30」のように、SPFのあとに数字がついていますが、簡単にいうとUVBの防止効果を表します。

ただ、「30時間」のように効果の続く時間を表しているわけではなく、

「日焼けするまでの進行時間を30倍遅らせる」ということを表しています。

 

PA(プロテクショングレードオブUVA):UVAを防ぐ値を表す。

こちらは「PA+」のように、PAのあとに+(プラス)がついています。

この+は4段階あって、+の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高いということになります。

 

例えば、日常的な通勤やお買いものであればSPF30、PA++までの日焼け止めが目安で、

屋外のレジャーに出かけるときはSPF35、PA+++以上のものがおすすめです。

値が大きくなればなるほど肌への負担も大きくなりますので、

必要なとき以外は値の大きすぎるものは避けましょう。

 

日焼け止めの仕組みと、成分に注意しよう!

 

日焼け止めは、大きく分けると2種類あるのを知っていますか?

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類です。ちょっと詳しく見てみましょう。

 

・紫外線吸収剤:肌の表面で紫外線をいったん吸収し、化学的エネルギーに変えて放出します。

紫外線を防ぐ効果は高いですが、肌に負担がかかりやすく人によってはアレルギー反応が出ることもあります。

SPFの値の大きいものに使われています。

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンジン-3などが主な成分です。

 

・紫外線散乱剤:肌の表面で紫外線を反射させて肌に吸収されるのを防ぎます。

こちらは、紫外線吸収剤を含むタイプよりも肌への負担が少ないです。

酸化チタン、酸化亜鉛などの物質でできています。

 

まとめ

 

①日焼け止めを塗る期間は4~10月がおすすめ。紫外線は、冬場は量が減るものの、一年中降り注いでいる。

②紫外線には3種類あるが、シワやたるみの原因であるUVAと、

日焼け、シミやそばかすの原因であるUVBに対策が必要。4~10月はどちら量も多い時期である。

SPFはUVBを防ぐ値、PAはUVAを防ぐ値を表している。

どちらも値が大きいほど日焼け止めとしての効果は高くなるが、その分肌への負担も大きくなるので注意が必要。

④日焼け止めはその成分によって、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤とに分けられ、

紫外線吸収剤の方が肌への負担が大きいのでSPFの数値が大きいものの使用は必要最小限にする。

 

日焼け止めを塗る時期は、個人の肌の状態にもよって誤差があると思いますが、

少なくとも真夏だけでいいということはありません。

春先から秋口までは、外で過ごす時間が長い人は特にこまめに日焼け止めを使用したほうがいいですね。